スパイレント、欧州のFintechプラットフォーム リーディングカンパニーを支援 サイバー防御を強化

ロンドン- 2024年4月17日- 次世代デバイスおよびネットワーク向けのテストおよび保証ソリューションのリーディングプロバイダーであるSpirent Communications plc (LSE:SPT 以下、Spirent)は本日、世界有数のオンライン決済プラットフォーマーと協力し、同社のサイバー防御の完全性を保証することを発表しました。同社はネットワーク防御のパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティの有効性をテストするため、SpirentのCyberFloodソリューションを採用しました。

世界有数の商業アクワイアリング銀行として、同社は世界中の企業が毎日何万件ものeコマース、モバイル、POS（販売時点情報管理）決済を利用できるようにしています。顧客に最高のサービスを提供し続けるため、同社はSpirentのエリート・パートナーであるAPNT Network Technologyにコンタクトし、テスト工程に実世界のアプリケーションと脅威トラフィック生成を組み込み、サイバー防御をさらに高められるよう支援を求めました。

APTNのCTOであるRemco Poortvliet氏は次のように述べています。「毎日数え切れないほどのトランザクションを処理する顧客の金融技術プラットフォームは自社と多くの顧客のトランザクションの安全を常に保つため、次世代ファイアウォール（NGFW）に依存しています。運用にはパフォーマンス能力が不可欠であるため、ファイアウォールの機能を本当に現実的なトラフィックを用いてテストできる柔軟性が必要であり、これにより防御のパフォーマンスやセキュリティ・ポリシーがエンド・カスタマー・エクスペリエンスに与える影響をより詳細に把握できるようになります。」

データトラフィックを生成するため、以前は自由に利用できる汎用ソフトウェアに依存していた同社は日々複雑化するトラフィックパターンと新たなセキュリティ脅威に対処するため、より洗練されたソリューションの必要性を認識していました。ファイアウォールをテストするため、高度に設定可能な大量のトラフィックパターンとプロファイルを生成できるSpirent CyberFlood を選択しました。その理由はCyberFloodの非常に高い拡張性、使いやすさ、および超リアルなアプリケーショントラフィックを生成できる柔軟性でした。

SpirentのEMEA地域担当バイス・プレジデントであるDouglas Rankinは次のように述べています。「金融サービス・インフラは対面決済やインターネットを介したオンライン決済を安全に処理するため、私たちの日常生活に欠かせないものです。このため、企業特に金融サービス組織は脅威攻撃者にとって重要な標的となっています。したがって、これらの企業がサイバー防御を常にテストし、信頼性が高く効果的に機能することを確認し、コンプライアンスを維持しながらエクスペリエンスの質を提供することが不可欠です。

CyberFloodは現代の複雑な脅威の状況に合わせて構築されており、ユーザはNGFW、侵入防御/検知システム（IPS/IDS）、Webアプリケーションファイアウォールなどのネットワークセキュリティ制御を、ラボ環境で実際の条件下でテストし、潜在的な攻撃やパフォーマンスのボトルネックを安全にかつ事前に特定し、それに応じて防御を最適化することができます。」

CyberFloodは常に更新される脅威のデータベースから特定のトラフィックパターンと脅威を生成するように設定することができ、潜在的な脆弱性についてネットワークセキュリティをテストすることができるツールです。CyberFloodは特定の脅威をテストし、組織が防御を最適化するのを助けることに加え、特定された問題を文書化することもでき、保証、予算計画、規制遵守の面でもさらなる利点を提供します。

Poortvliet氏が最後にまとめます。「ヨーロッパの一般データ保護規則（GDPR）のような情報プライバシー規制は、データ漏えいのような脅威の発生を防ぐために全力を尽くしていることを証明するよう組織に求めています。CyberFloodは制御されたラボ環境で実際の条件に対する防御をテストおよび検証するための非常に強力なツールです。」

Spirentは2023年11月に世界的な大手リテールおよび投資銀行と、テストラボを自動化するための新しいテストインフラの設計、設置、設定に関する契約を締結したと発表しております。今回はSpirentのソリューションを選択した2つ目の金融サービス顧客となります。