プレスリリース

スパイレント　ジュニパー社の5Gコアソリューションの国内初ライブデモンストレーションをサポート

ジュニパー社は、スパイレントのLandslideとTestCenterのネットワークシュミレーション機能を組み合わせ、MX10003を5GコアネットワークにおけるUPF(User Plane Function)として動作させ、そのパフォーマンスが100Gbps（双方向200Gbps）を実現するライブデモをInterop Tokyo 2022で国内初披露しました。

Tokyo, Jul 20, 2022 – 次世代デバイスとネットワークに対するテスト、測定、品質保証と解析ソリューションのリーディングカンパニーであるSpirent Communications plc (LSE:SPT)、以下スパイレント）は本日、ネットワーク機器のリーディングカンパニーであるジュニパーネットワークス（本社：カリフォルニア州サニーベール、以下ジュニパー）とInterop Tokyo 2022 ShowNetにて実施した5GC実証試験、およびInterop展示会期中（6月15日～17日）のデモンストレーション内容を発表しました。

スパイレントのLandslideおよびTestCenterが、5Gコアネットワークの装置性能を証明するテストソリューションとして利用されました。ジュニパー社のMX10003が、今後ますます大容量化される5Gコアネットワークの主要機能であるUPF(User Plane Function)を実現し、その性能を国内で初めて披露することができました。そのデモンストレーションの特徴を紹介します。

今回の検証構成図

2022年現在、国内の主要モバイルオペレータが5Gサービスを開始しており、今後ますます5Gユーザが増えることで5G コアネットワークの増強が必要になると予想されます。ハイパフォーマンスの動作実績があるMXルーターをUPFとして動作させることで大容量かつ高速・安定したトラフィック転送を実現できます。今回のデモンストレーションではSpirent Landslide モバイルネットワークテストツールが5GCにおけるコントロールプレーン機能群(SMF: Session Management Function およびAMF: Access and Mobility Management Function)を擬似し、PFCP (Packet Forwarding Control Protocol)の相互接続を実現しております。その上で5Gユーザトラフィックの転送性能を測るため、Spirent TestCenter IPパフォーマンステスタを用いてUPFのN3/N6インターフェース間ポートペアあたり100Gbpsワイヤレートを送受信（双方向 200Gbps）しました。

ジュニパー社の執行役員技術統括本部長上田昌広氏は今回の実験成果、ライブデモンストレーションについて次のように述べていらっしゃいます。「グローバル通信事業者において数多くの実績があるスパイレント社と弊社が、今回Interop Tokyo 2022のShowNetにてこのような5GC相互接続試験を実現できたことを大変嬉しく思います。Beyond 5G, 6Gではサービスのダイバーシティが加速度的に進むことで、より高いユーザ体感は避けて通れない重要な位置づけとなっていきます。弊社がすでに多くの実績を誇るAI/MLを活用したExperience First Networking を進めるにあたって、業界随一のテストソリューションであるスパイレント社TestCenterや5GC Landslide 5GCエミュレータなどと協業し新たなサービス基盤構築への貢献を進めていきたいと思います。」

スパイレントのジャパンジェネラルマネージャー　西原政利は今回のジュニパー社との共同実験について次のように述べております。「ネットワーク業界をリードするジュニパー社のMXルーターによる5Gコア機能が、実機による接続実験を通し、その機能、性能が実証され、そのライブデモを共同で実施ができたことを大変うれしく思います。ジュニパー社が実現する5Gコアは、その実力が証明されたことで、今後さらに加速する5G ネットワークの商用化への貢献が期待されます。弊社は、多様で高信頼の5Gテストソリューションの提供を通じて、大規模、大容量、高性能な5Gネットワーク構築、運用における安心、安全なネットワーク実現への支援をさせて頂きたいと考えています。」

ジュニパー社に関する詳細はこちら

https://www.juniper.net/jp/ja.html 右矢印アイコン